ジョフリーバレエスクール 加藤 朱莉さん
日本国際バレエフェスティバルにて、ジョフリーバレエスクールへのスカラシップを獲得し、長期留学後にState Street Balletへ入団された加藤 朱莉さんよりメッセージが届きました!






2024年9月から State Street Ballet に所属させていただいております。Joffrey Ballet School からカンパニー入団までの経緯を、自分なりにまとめました。ご参考になれば幸いです。
ジョフリーバレエスクールのバレエトレイニー2年目で、3年生のクラスに所属していた時のことです。冬休み明けから、オーディションのためにバーからセンター、バリエーションなどの動画を卒業生の子たちと協力して撮影し、色々なバレエカンパニーに動画を送っていました。
ニューヨークはとても恵まれていて、様々なアメリカのカンパニーが、ほぼ毎週末リンカーン・センター近くで、オープンオーディションをしていました。私も、毎週オーディションに参加していましたが、オープンオーディションはとにかく過酷でした。数多くのカンパニーを受けましたが、もちろん上手くいかないことがほとんどでした。
大人数の志願者の中で、人一倍目立たないといけないこと、人とは違う魅力や特技をもつことの大切さを学べて、とても自分の成長に繋がった経験だったと感じています。
私が2024年9月から入団したState Street Balletも、このニューヨークのオープンオーディションで声をかけていただきました。
当時所属していたJoffrey Concert Group では、Vernard Gilmoreさんの作品に取り組んでいました。その作品の指導者は Lynn Glauberさんで、クラスレッスンも担当していたのです。クラス中に、カンパニーディレクターに私のことを紹介してくださることがあり、とても運が良かったと感じています。
オーディション1週間後くらいにカンパニーディレクターから連絡がきて、現地オーディションにお誘いいただきました。VKIBC(ヴァレンティーナ・コズロヴァ国際バレエコンクール)にエントリーしていたため行けないと連絡したら、早めに契約の決断をしてほしいと言われたので、他にご連絡いただいていたカンパニーとも比較して、条件や土地がいいなと感じたため、コンクール前にState Street Balletと契約することを決断しました。
State Street Ballet はカンパニーダンサーが20人程ですが、その分沢山踊る機会をいただけます。また、自分の好きなクラシックをメインに活動していて、コンテンポラリーを踊る機会があるところも惹かれるポイントでした。カンパニーダンサーからディレクターまで、全員が家族のように暖かく、英語が完璧ではない私は、みんなが優しく助けてくれるおかげで、とても救われています。
2024年のナッツクラッカーでは金平糖を、ツアーではクララを踊りました。2025年も昨年同様、ナッツクラッカーツアーが12月頭から始まるので、それに向けて練習中です。
私自身、日本国際バレエフェスティバルで留学のチャンスをいただき、19歳という少し遅めのスタートで長期留学に挑戦しました。外の世界には想像以上の発見や刺激があって、そこで得た学びは今も私の大きな支えになっています。そしてカンパニーダンサーとして働くようになった今も、日々のクラスレッスンやリハーサルの中で、新しい学びを得ながら、自分を磨き、挑戦を続けています。
毎日が挑戦の連続であること、それこそがバレエの大きな魅力だと感じています。 だからこそ、これから進路やオーディションに挑む皆さんには、挑戦を怖がらず、自らたくさんの機会に飛び込んでほしいです。成功も失敗も、全ての経験が自分の可能性に繋がると思うので、皆さんの挑戦を心より応援しています。

